タスポなどというくだらんモノが世に生まれるもっと前、現金さえ用意できれば誰でも自動販売機でタバコを買えた。
子供うたかたも例外ではなく、親戚の叔父さんに使われて近所の自動販売機まで二百何十円かのセブンスターを買いに行ったものだ。
駄賃ももらえたので帰りに商店へ寄って細長いパウチ型のぶどうシャーベットを買い頬張る。
が…子供うたかたにはサイズが大きく…大きくしゃぶりつくとクチの右端と左端をシャーベットの端の尖った入れ物で切ることになり流血。
話はそれたが…そのくらいタバコの自動販売機は身近だったわけだ。
社会人になった辺り、友人の弟『ガモヤ』連中を自動販売機にみた。
もっと幼かった時、よくちんちんを触るクセがあった為にガモヤ…だったかな?
数十分後に別な公園でもガモヤ連中をみて、気になったことがあったので後日聞いてみた。
「ガモヤ、あの日4人でったべ?後ろさ立ってったの見んだことねーやづでったばてけやぐ(友達)?」
「誰すか?あの時は3人で遊んでったっス」