風の音で目覚めた夜明けは薄明かり
あなたの肩にかけるシーツ
そっと腕をのばしてラジオをつけましょうか
もうそこまできたタイフーン

どうも、歩くク◯ニうたかたです。

正義や不義など自分を保つ為の気休めでしかないと感じた出来事。

3.11東北は大きな地震に見舞われた。
最も被害が大きかった地域の手前、決してえらそうに地震について語るつもりはない。

あの日…停電で明かりのないなかではあったがオーナーバーテンダーからの連絡があるまでは勝手に休みと断定するわけにもいかず、いつものように出勤の準備をした。
我ながら暗がりでもなかなかのヘアセット。
流川楓が目をつむってフリースローを決めるように、僕もヘアセットは身体が覚えている。

混雑する通信回線をなんとかかいくぐり、店の休業を知る。

その脚で街の様子をみに車で出たわけだが、途中の交差点の光景は考えさせられたし今でもよく覚えている。

そりゃそうだ、みんな我先に。
信号が機能を失った交差点ではそれぞれに委ねられる。
譲り合いの心がなければ一方の道路だけ流れてもう一方は待ちぼうけ。
僕がいる方はずいぶん流れたので、僕は停まってもう一方を流した。

「何やってんだコノヤロー！行けよ！」

後ろから浴びせられた怒号とクラクションの嵐。

わかる、わかるよ。
愛する人を案じ早く先を急ぎたいよね。

宇多田ヒカルもこんな様な事を歌ってたっけ…

結局世の中は、誰かが幸せになれば誰かが不幸せになる。
それが真理。

いいか、今リア充な人達…
君達が幸せなのは、僕が非リア充に甘んじているおかげなんだからね…

舐めさせろ